2018年8月19日日曜日

「小さな習慣」

日陰が涼しく、空気に秋の気配を感じます。

話題の書、「小さな習慣」を読みました。
図書館で予約して待つこと7ヶ月。
気長に待てば、順番はまわってくるものです。


よく、夢を実現するには小さなステップに分解して少しずつすすめるのだ、といいます。
この本はその考えを極めたものとも言えます。
目標がとにかく小さい。
腕立て伏せ1回、とか。

何か新しいことをやろうとする時には、実行する際に意思が必要。
目標を立てたばかりの時はいいとして、忙しくて疲れた時などは、「今日はいいか」と休んでしまいがち。
そのうち、「今日はいいか」が毎日になり、習慣として定着しない。
ああ、なんて自分は意思が弱いのだろう。
よくあるパターンですね。

この本では、その意思すらも必要としないレベルまで、目標を小さくすることを勧めています。
たしかに腕立て伏せ1回ならば、あー、やらなくちゃ、なんてうだうだ考えている間にちゃちゃっとできちゃう。
そして、ここが人間の面白いところなのだけど、1回やればそこで終わらず、つい何回か余分にやってしまうものなのである。

読んでいて、これはいいなと思ったのは実行タイミングのこと。
実行には「時間ベース」と「行動ベース」がある。
「時間ベース」とは、「○時にする」というもの。
「行動ベース」とは、「○をしたらする」というもの。
時間ベースは、スケジュールに組み込みやすく、実行しやすい。
一方、何時にすると決められないものは、いつでもいいや、と後送りになりがち。

実は、現在の習慣をつくっているのは行動ベースによるものが多い。
待ち時間ができたらスマートフォンを開くとか。
食事か終わったら、タバコを吸うとか。
外から帰ったら、手を洗うとか。

私にも取り入れたい習慣、やめたい習慣がある。
自分の行動に着目して、行動パターンを見直してみよう。