2018年12月31日月曜日

来年のモットー「尊敬と威厳をもって接する」

題名に惹かれて、なんとなく借りた本が、とてもよかった。
大企業の重役だった著者が突然解雇され、10年たって経済的に苦しい中、偶然からスターバックスでバリスタの仕事を得る。
スターバックスで、人生に対する考え方が変わり、人生が変わり、幸せを感じられるようになっていったドキュメンタリーである。


私が最初にスターバックスに行ったのは、出張で行ったChicago。アメリカの硬い水で淹れたラテで、見事にお腹を壊した。
でも味が気に入り、よく飲むうちにお腹も順応してくれた。出張先は田舎が多く、コーヒーショップはスターバックスしかないし、ホテルのコーヒーもスターバックスだった。コーヒーを飲もうとすると、スターバックスとなる。

帰国してスターバックスでラテを頼んだら、マイルドな味で驚いた。水の違いは大きい。マイルドなラテに、バニラを加えるのが好きである。
とはいえ、なんだか高く感じて、スターバックスにはたまにしか行かない。ドルだと安く感じるのに円だと高いと思うのはどうしたことか。

スターバックスは独特の雰囲気がある。
お店も居心地がよく、カウンターでのちょっとした会話も楽しい。
守るべき原則があり、その原則が着実に実行されているからだ。
本の中には、その原則と、その原則を常に守ろうとする姿が描かれている。

「私たちは、常にお互いに尊敬と威厳をもって接し、働きやすい環境を創り出します」
Being present, connecting with transparecy, dignity and respect.

たしかに、相手に尊敬をもって接したときには、物事がすいすいと上手くいく。
著者のように、60歳を過ぎても、人は変われる。
来年は、スターバックスの原則その1を年間のモットーにしてみよう。