編み物を始めた頃は、編むこと自体が楽しくて、
珍しい糸があればどんどん試したりしていました。
ウェアを編むようになってからは、
素材や色、仕上がりの感じなんかも気にするようになり、
糸の好みもはっきりしてきたように思います。
素材は天然素材が好き。
冬糸ならば、アルパカ、アンゴラ、ウール。
夏糸ならば、コットン、リネン、シルク。
ソックス用だけは、ポリエステルが入っていてもいい。
色は、光沢よりもマットな方が好き。
ナチュラル系の色が一番好きだけど、最近はサーモンピンクも好き。
昔から、わりと地味好み。
以前は選択しなった色も、手にとるようになったのは、
好みが変化しているのかもしれません。
今は、初めてオレンジ色に挑戦しているところです。
一番こだわるのは質感。
手が遅い私は、たぶん着ている時間よりも編んでいる時間のほうが長い。
なので、編んでいるときの手触りがよい糸が好き。
どんなに水通しをすれば柔らかくなると言われても、
編んでいるときに硬い糸はだめ。
質感は手にとってみないとわからないので、ネット購入では時々失敗します。
失敗した糸は、プレゼントのラッピングや工作ものに使っています。
たまにあるのですが、
素材も色も好みで、玉の質感もいいのに、編んでいて違和感のある糸に出会います。
糸を1本じっとみても、何の問題もないのに、なんかしっくりこない。
あれは、なんなのだろう・・・。
何がいけない、というわけでもないのに、編んでいて落ち着かなくなってくるのです。
糸をつくった人の気と合わないのかしら。
不思議です。