普段テレビを観ないのに、このところ熱心に観ていたドラマがある。
「植木等とのぼせもん」
録画していた最終回をみました。
このドラマを観ながら、改めて植木さんの歌唱力や魅力に感じ入っていました。
演じる役者さんもよかった。
植木さん役の山本耕史さんは、昔「リンダリンダ」という舞台で演技をみています。
ずいぶん昔のこととはいえ、演技力あげたな、勉強したんだな、と驚きました。
最終回は感動あり、涙ありでよかった。
唯一、エンディングだけが不満。
植木さんご本人の歌声を流したのはいい。
だけど、そこで終わり。
えーっ?!
最後はやっぱり、小松政夫さんの淀川さんのモノマネでしめて欲しかった。
「またどこかでお会いしましょうね。さよなら、さよなら」って。
自分が演出するなら、絶対そうする。
だって最後の歌声が植木さんご本人ならば、小松政夫さんだってご本人なのだし、バランスがいい。
なにより、初回から冒頭とエンディングで、淀川さんのモノマネで繋いできた、あの流れが切れて、すごく中途半端。不完全燃焼感が残る。
どうしてぶっつり切れたエンディングにしたのか。
とても良かったドラマなのに、最後でがっかりしてしまったのでした。
最後を除けば、良いドラマでした。毎週、放送を楽しみに過ごす一週間をつくってくれた。
監督、脚本家、演出家の皆さま、どうもありがとう。
またどこかでいいドラマをつくって下さいね。
さよなら、さよなら。