2017年6月15日木曜日

もう日本メーカーのスーツは買わない

H&Mでパンツスーツを買いました。

スーツとしての光沢ある生地。
ちゃんと深いポケットもある。どれも飾りではない。
はいてみると動きやすく、シャツの裾がでることもない。
もちろん洗濯機で洗える。

こんなのが2000円以下で買えちゃうんですからね。
日本のメーカーはどうなってるの?

ここ数年のローウエスト流行りには、本当に悩まされました。
私は国産びいき。日本のメーカーならば、日本人の体型にあったデザインだろうと、あちこち試したけれど全部ダメ。
とにかく動きにくい、着心地が悪い。
イスに座れば腰がぱかっとあくし、立てばウエストまわりにシャツの布がたまる。
飾り程度の小さなポケット。ハンカチも入んない。
ストレッチ性の生地だと、いかにもカジュアル。
とてもじゃないけど、集中して仕事ができない機能性の悪さ。仕事着としては致命的です。
スーツ専門店でも同じです。

ハイウエストのものはないかと尋ねると、ないと言う。
「ローウエストの方がラインがすっきりとみえるんです。」
「オーダーメイドならばできますよ。」

冗談じゃありません。

メーカーのデザイナーの実力は、既製服でわかると思っている。オーダーメイドなら、その人にあうデザインができるのは当たり前。
機能性のない既製服しかつくらないメーカーに、オーダーメイドを頼む気はおきません。

クールビズといっても、ドレスコードが厳しく、襟なしシャツ不可、シャツの裾の外だし不可の職場です。
服の乱れを気にしながら仕事をするわけにはいかないんです。

H&Mならよいとの噂をきき、ネットで頼んでみました。
一見ローウエストだけど、ウエストラインは低すぎず、身につけてみると違和感のない着心地。シルエットもよし。
座っても、腰まわりに布がフィットしてくる。
なんと、なんと、いいではないですか。
しかもお安い。
ハイウエストのパンツだって、すっきりしたシルエット。
デザイン力の差?

手持ちのスーツを振り返ってみれば、10年以上たっても着られるスーツは海外ものばかり。
洋服文化の長さの違いなのでしょうか。
小物でも、ピンキーアンドダイナのハンカチは、10年以上使っているけれど全くへたらないし、色褪せない。
これがブランドというものではないだろうか。

日本のメーカーは、流行り優先、機能性二の次に見えてしまう。
残念だけど、もう日本メーカーのスーツは買わないことにしました。