前田京子さんの「はっか油の愉しみ」という本を読んで、「はっかバーム」をつくりました。
作り方はとっても簡単。ワセリン10gに、はっか油を60滴入れて混ぜるだけ。
虫除けに使おうと、軽い気持ちでつくったものの、これがこの夏、とっても重宝しました。
虫除けにはもちろん、うっかり蚊に刺されてしまったら、かゆみ止めとして塗ります。
私はとても蚊に刺されやすくて、刺されると血が出るまで掻いてしまうのですが、このバームのおかげで掻きむしることはなくなりました。
肩がこったら肩にぬり、頭痛がしたら額のこめかみや首の後ろ側に。
疲れてきたら手首に塗って、香りでリフレッシュ。
とにかく便利。
はっかの殺菌効果も高く、なんと急性副鼻腔炎を治してしまいました。
急性副鼻腔炎はとってもつらく、頭痛と顔の痛み、歯の痛みが全部いっぺんにきます。
耳鼻科にいけば、抗生物質を処方してもらえますが、薬が好きではありません。
どくだみの生葉を使う方法をとりたいけれど、残念ながらどくだみの季節は終わっています。
どうしたものか。
つらい症状の中で、ふと気づきました。「はっかって、殺菌効果があるのよね」。
粘膜にも塗れるワセリンでつくっているし、効果がなかったとしても、害もないでしょうと、
鼻の中にはっかバームを塗って、その夜は就寝。
翌朝目覚めると、なんと頭痛がない!
ボルタレンが効かなかったほどの痛みが、ほとんどとれていました。
うれしくなり、その日は、痛みがでそうになると、鼻にバームを塗りこみました。
痛みがないので、普通に仕事もでき、万々歳です。
その日のうちに膿の排出があって、症状は格段とよくなりました。
念のため、3日間ははっかバームを塗り続け、急性副鼻腔炎はすっかりよくなってしまいました。
はっか様様です。
ネットで調べてみると、副鼻腔炎にはっかを使った例は、ありませんでした。
あくまで自己責任で試した例です。
万能薬、タイガーバームと似た成分だから、鼻に使ってもよかったのかも。
これからも、風邪をひきそうになったら胸元に塗ることもできるし、
マスクをするシーズンには、マスクに塗れば臭くならないし。
いろいろ使えそうです。
軽い気持ちでつくったけれど、はっかバームは常備品になりました。